たそがれイリーの「なるようになるさ」

なるようになるさ。いいことがなくたっていいじゃない。悪いことがないんだから。日々平凡…なるようになるさとつぶやいて、明日を目指してまた生きる38歳、言葉を紡いで暮らしていきたい男のブログです。



ASKAさんのドラッグ事件で思う「ドーパミン」のこと。

麻薬、ドラッグ。どれもみなドーパミンを脳内で生み出すために必要なアイテムとして使っているのでしょうが、特にアーティストともなれば、時代の波に乗らないといけないし、絶えず何かに追われているような感覚になって、とにかくドーパミンを分泌しなくてはいけないのでしょうかね。

 

考えてみれば、みんなドーパミンは何らかの方法で分泌してるんじゃないですか。我が子と触れ合う、酒を飲む、ドラマを見て泣く、動画を見て笑う、山の木々の彩の変化に感動する、列車の中で見かけた譲り合いのシーンに共鳴する、雪が降る予報を見るだけでわくわくする、終業後の予定を考えて日中頑張る、などなど。先ほどあげた項目以外も含めると、本当に心が震えること、いっぱいあります。

 

僕自身の説ですけど、ドーパミンってのは、先ほど書き連ねたような「心が震えること」を積み重ねることによって、適宜分泌されるのではないでしょうか。そうであるとすれば、私たちの日々の生活に「メリハリ」があるのも理解できますし、心が病んでしまうほど苦しんでしまう人は、この「メリハリ」以上に「ストレス」がかかっているんだなぁと、現在の社会構造の弊害すら勝手に悟ってみることだってできたり。

 

もちろん、チャゲ&飛鳥の名曲の数々が、多くの人々の心を震わせて、毎日を生きる糧となってきたことは、どうあろうと事実。でも、その名曲を作り、響かせてくれていたアーティストそのものにドーパミンが足りなかったとすれば、どうしようもないけれど、ちょっぴりさみしいかな。

 

アーティストとユーザーとの関係、本当に難しいと思います。一寸先は闇というように、「一発屋」と呼ばれるアーティストも多いですし、芸事は本当に世の中の嗜好に左右されるので、関わっている方々は大変だと思います。だからこそ、ユーザーからのリアクションがあれば、ドラッグに頼らなくても、継続した創作へのエネルギー供給につながるのでしょうね。

 

と考えれば、AKB選抜総選挙って、やっぱりすごいのかな。あらら、前に書いたことと、全然違うや。