たそがれイリーの「なるようになるさ」

なるようになるさ。いいことがなくたっていいじゃない。悪いことがないんだから。日々平凡…なるようになるさとつぶやいて、明日を目指してまた生きる38歳、言葉を紡いで暮らしていきたい男のブログです。



「消費税が8%になるぞ!」と、煽るマスコミに、だまされるな!

というわけで、みんなが「駆け込み需要」まっしぐらということで、近所のスーパーでは早速調味料やトイレットペーパーなどの「買いだめ」はもちろん、貴金属や化粧品などの購入熱が過熱しているんだとか。

 

自分は正直言って「今さらじたばたしても」なんですよ。家では酒もたばこもやらないし、やると言えば勤務中のタバコを1日3本、そしてインターネットを使った娯楽を満喫、それぐらいですし。昔ほどゲームにこだわりがあるわけではないので、PS4とか言われても何も心に響かない有様ですしね。

 

でも、消費税が8%になる。だからみんな焦る、買い物をする。それって、オイルショックの時代しかり、戦前の『バスに乗り遅れるな!』運動であったり、結局マスコミが「煽ってる」だけにしか見えないのです。マスコミは散々煽るだけで、その問題の本質を語ろうとはしないのです。なぜ消費税が8%になるのか、その増益分を国や地方自治体は何に使うのか。それを報じない。

 

もっと突っ込んで話をしてみましょう。消費税が8%になるのは「現状の社会保障の維持」が原因でもあるんですが、それはある意味高齢者世代から「俺たちの年金をキープするために若い者は働け」と言われているようなもので、その高齢者世代は医療費の優遇、年金金額の維持など、現状からなんら変わることはありません。もちろん、日常生活を過ごす中で一緒に消費税を納めていることは理解していますが。

 

問題なのは、マスコミの経営陣も、政治家も、みんな「高齢者世代」であることです。若い能力を持った人もいるのだろうけど、「俺たちが戦後復興を成し遂げた」世代は、その褒美を得ることを当然とします。そのための政治がなされ、そのための世論操作が行われるのは当然です。愛すべき息子や孫の世代がどうなろうと。働いた分だけ得られるのは当然じゃないか、と言うのはもちろん理解できます。

 

でも、あなたたちの褒美をキープするために、消費税は増税を続け、その結果景気に悪影響を及ぼし、息子や孫の世代は就労できない、就労しても結婚できるほどの収入が得られないという現実がある。それでも高齢者世代は、褒美を優先するか。・・・てな考え方もあるんだということを、マスコミは報じない。それがいかんと思っているのです。

 

煽るのは簡単。でも国民とて、聞かねばならない。「なぜそう言えるのか?」と。そのキャッチボールができるようになっている国民の存在を、マスコミは「ネトウヨ」などと中傷せず、その本質を見極めなくてはならないのではないかな。